跫足
跫足
名詞
標準
文例 · 用例
」 で、所在なさに、金屏風の前へ畏って、吸子に銀瓶の湯を注いで、茶でも一杯と思った時、あの小児にしてはと思う、大な跫足が響いたので、顔を出して、むこうを見ると、小児と一所に、玄関前で、ひょいひょい跳ねている女があった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
其跫足も怎やら少し遠ざかつた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
孫兵衛』『はっ』 用人部屋の返辞と一しょに、縁先へ、跫足がした。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
しかし唇をいつもよりぎゅっと固く噛んで、何だか歪んだような表情に見えたが、バタバタという跫足をのこして、二見はだまって室を出て行った。
— 梅崎春生 『赤い駱駝』 青空文庫