肉代
にくだい
名詞
標準
文例 · 用例
肉代五弗也8・1(夕) 米国の華盛頓であつた事。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
」「狗だつて、そんなら飼主から肉代を弁償させるまでの事さ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
「それぢや仕方がない、盗まれた肉代は幾らだつたね。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
牛肉代だっておんなじさ」「牛肉代だってか……」 彼は静かに、驚嘆するほど可愛く笑い、まるで猫にするように私の耳を擽って云う。
— 宮本百合子 『マクシム・ゴーリキイの発展の特質』 青空文庫
海辺の人から浅蜊の乾したのを送つて貰つた時、さつま汁の豚肉代りにしたり、豆腐と煮たこともあつて、浅蜊はこんなにおいしい物かと思つてその一袋をたのしみながら食べた。
— 片山廣子 『ともしい日の記念』 青空文庫
豚肉なしの竹の子そぼろ煮、竹の子かにんじんがあれば、細かくきざんで、豚肉代わりに海糠か、生節ぐらゐ入れる。
— 片山廣子 『ともしい日の記念』 青空文庫
そのとき修理賃を四つ取られたので、芳爺さんに払った三つ半と豚肉代を加えると、それがかなり高価な買物であったことがわかり、私はもういちど、自分がうまうまひっかかったという事実を確認して、不愉快な気分を味わった。
— 山本周五郎 『青べか物語』 青空文庫