陵戸
りょうこ
名詞
標準
imperial tomb guard
文例 · 用例
賤民は官戸・家人・官奴婢・私奴婢及び陵戸の五つである(喜田貞吉博士)。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
即ち何れも奉公人奴隷的境遇に置かれたもので、唯陵戸だけは墓守・隱亡の類であつて、後に土師部が葬送を掌つてから之れと結びついた。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
触穢禁忌の思想が次第に濃厚になって来た時代の大宝令において、形式から云えば諸陵寮の雑戸の一つに置かるべき筈の陵戸が、特に奴婢の徒とともに賤民の列に下された事はよくこれを説明している。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
しかし実際にはその中の或るものがなお雑戸或いは品部として取り残され、特に触穢の嫌忌を被る陵戸の徒は賤民の列に下された。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
このほかには陵戸というのがあります。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
この陵戸は屍体に触り、葬儀に預かるものでありますから、次に申す雑戸の中に属すべきものではありながら、特に卑しいものとして、五種の賤民中に置かれることになっております。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
すなわち陵戸は執る職業が賤しかったから、自然賤民として賤められたのでありますが、家人・奴婢に至っては、全く社会上に於ける境遇上の問題でありまして、人そのものが特別に卑しいとか、穢ないとかいう訳ではありません。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
陵戸の方はどうかと申すと、これは職業が賤しい為に解放せられて良民となるということもなく、後に取り残されたでありましょうが、もともと彼らはこれを世職としているから賤しいので、普通一般の人民とて、その家族親戚の死者を葬り、その墓を守るという様な事については、陵戸の仕事もしたでありましょう。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
作例 · 標準
発掘調査により、古代の天皇の墓を守っていた陵戸たちの集落跡が発見された。
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陵戸は、代々その役目を世襲し、御陵の管理と警備にあたっていた。
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歴史博物館には、陵戸が使用していたとされる土器や道具が展示されている。
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