居然
きょぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
calm or at rest
文例 · 用例
坦坦翁、生平実に坦坦、文章学術を以て太祖に仕え、礼儀の制、選挙の法を定むるの議に与りて定むる所多く、帝の洪範の注成るや、命を承けて序を為り、勅修の書、省躬録、書伝会要、礼制集要等の編撰総裁となり、居然たる一宿儒を以て、朝野の重んずるところたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
これより帝|優游自適、居然として一頭陀なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
語意悉く同じ、而かも豪邁間澹の趣、居然自ら異る。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
加之此時は彼の資産なども、末次平蔵と伯仲の間にあって、居然たる九州の富豪であった。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
すると、眼前の海の底から、ゴーゴーという音が響き渡り、巨大な岩とばかり思っていた海の面の物象が、見る間に上へ持ち上がり、忽ち居然たる大船が海上へ浮んだではございませんか。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
それにもう一つ、巨大の像――支那服を纒った老人の、巨大の像が室の口に、居然と置かれてあるのであった。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
箱の内部には、仔牛ほどもある猩々が、堅く鉄鎖で縛られながら、気絶したまま倒れている面紗の婦人の枕もとに居然と坐っているではないか!
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
これ、あたかも黄河の悠然として流れ、泰山の居然として動かざるがごとし。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
作例 · 標準
予期せぬトラブルにも、彼は居然とした態度で解決策を探った。
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嵐が去った後、湖面は居然として、静けさを取り戻していた。
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突然の賞賛の言葉に、彼女は思わず居然とした表情になった。
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「大丈夫、なんとかなるさ」と、彼は居然と笑った。
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