泥塑
でいそ
名詞
標準
unfired clay figurine
文例 · 用例
否らざれば二氏は木偶泥塑を以ツて完全なる小説を作れと命ずる者と一般なり。
— 石橋忍月 『罪過論』 青空文庫
さうして、その三人が又、関帝廟に安置してある、泥塑の像のやうに沈黙を守つてゐる。
— 芥川龍之介 『酒虫』 青空文庫
彼は榻につくたびに必ず手を拱して一拝して、坐つてのちに十字を切り、目をつぶつて、坐つてからは泥塑のやうに身動きをしない。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
これに反して、近頃の展覧会の多くの絵などは、作者が幕の陰にかくれていて、見物人の眼の色ばかり読んでいそうな気がする。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
おまけにここの家は庭といったところで四坪ばかりで、蛇なんぞ棲んでいそうな筈はありませんし、どこから這入って来たのか一向判りません。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
なんとなく直感的にその幕の中には人が死んでいそうな気がしたが、夕刊を見るとやっぱり飛び降り自殺であった。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
梁山泊の割符でも襟に縫込んでいそうだったが、晩の旅籠にさしかかった飢と疲労は、……六よ、怒るなよ……実際|余所目には、ひょろついて、途方に暮れたらしく可哀に見えた。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
三 這奴、窓硝子の小春日の日向にしろじろと、光沢を漾わして、怪しく光って、ト構えた体が、何事をか企謀んでいそうで、その企謀の整うと同時に、驚破事を、仕出来しそうでならなかったのである。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
作例 · 標準
古墳から出土した泥塑は、当時の人々の生活を偲ばせる。
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子供たちが粘土で作った泥塑に、色を塗って仕上げた。
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博物館で、古代の儀式に使われたらしい精巧な泥塑を見た。
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