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血性

ちしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
血性のおとなしい女で、伯母に叱られては使い廻され、塾の生徒の娘たちからは姉さんと呼ばれながら少しばかにされている気味があった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
ドビュッシーはおそらく貧血性の冷え症ではないかと想像される。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
後になって考えて見れば、若しこの同盟に古賀がいなかったら、この同盟は陰気な、貧血性な物になったのかも知れない。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
ああいう大袈裟な電気計器や記録計などを持ち出したところで、恐らく冷血性の犯罪者には、些細の効果もあるまい。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
が、あの多血性な恋人は、さうした逃避的な態度を、捨てゝ、その恋の敵を倒すために、再び風雨の夜に乗じて迫つたのであらうか。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
が、あの多血性な恋人は、そうした逃避的な態度を、捨てゝ、その恋の敵を倒すために、再び風雨の夜に乗じて迫ったのであろうか。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
剛健彼の如く、執着彼の如く、驕慢彼の如く、血性彼の如きものをして、志の壮偉なる事は全盛の平家を倒して孤島飄落の人を起す程にありて、而して胸中一物の希ふところなく、単だ一寺の建立を願欲せしむるに過ぎざりしもの、抑も奈何の故ある。
北村透谷 心機妙変を論ず 青空文庫
そうして多血性の性情とその良い効果はほとんど失われてしまわなければならないということは明らかである。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫