車軸
しゃじく
名詞
標準
axle
文例 · 用例
たった一本しかない一輪車の車軸は、巨大な麻袋の重みを一身に引き受けて苦るしげに咽びうめいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
だが、車軸はいつまでも遠くで呻吟を、つゞけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
翌日の朝の八時頃、車軸の轟くような音がすると間もなく、富士の裾野の印野村の上の木山と砂山の境のところから、むらむらと太い煙の渦巻が立昇った。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
……一夏、日の暮方から凄じい雷雨があつた……電光絶間なく、雨は車軸を流して、荒金の地の車は、轟きながら奈落の底に沈むと思ふ。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
此時今迄は晴朗であつた大空は、見る/\内に西の方から曇つて來て、熱帶地方で有名な驟雨が、車軸を流すやうに降つて來た。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
紫玉が、ただ沈んだ水底と思ったのは、天地を静めて、車軸を流す豪雨であった。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
ト車軸を流す雨になる。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
並木の松と松との間が、どんよりして、梢が鳴る、と思うとはや大粒な雨がばらばら、立樹を五本と越えない中に、車軸を流す烈しい驟雨。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
作例 · 標準
トラックの**車軸**が破損し、通行止めになった。
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