拾い屋
ひろいや
名詞
標準
rag-picker
文例 · 用例
振り向くと、バタ屋――つまり大阪でいう拾い屋らしい男でした。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
そして、どうだ、拾い屋をやる気はないかと言うので、私は人恋しさのあまりその男にふと女心めいたなつかしさを覚えていたのでしょう、その男のいうままに、ブリキの空罐を肩に掛けていっしょにごみ箱を漁りました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
ちょうど満洲事変が起った年で、世の中の不景気は底をついて、東京では法学士がバタ屋になったと新聞に出るという時代だったから、拾い屋といってもべつに恥しくはない。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
ところが、拾い屋をはじめてから十日ばかりたったある朝、ガードの近くの百姓家へ井戸水を貰いに行っていると、そこの主人が拾い屋もいいが、一日三十七銭にしかならぬようではしかたがない。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
ところが、三月ばかりたつと、亀やんはぽっくり死んでしまったので、私はまた拾い屋になろうと思って、ガード下の秋山さんを訪れると、もう秋山さんはどこかへ行ってしまったのか、姿を消していました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
秋山というのは、中之島公園で私を拾ってくれたあの拾い屋です。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
日本橋一丁目で降りて、野良犬や拾い屋(バタ屋)が芥箱をあさっているほかに人通りもなく、静まりかえった中にただ魚の生臭い臭気が漂うている黒門市場の中を通り、路地へはいるとプンプン良い香いがした。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
四 夜の一時を過ぎると、気の早い|拾い屋が道頓堀通のアスファルトへ手車を軋ませながら、薄汚い姿を現わす。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
昔の町には、リヤカーを引いて廃品を回収する拾い屋の姿がよく見られた。
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拾い屋の老人は、街のゴミの中から再利用可能なものを器用に探し出していく。
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彼は拾い屋として生計を立てながら、夜は独学で天文学を勉強していた。
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