呻吟
しんぎん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
moaning
文例 · 用例
※ルモオル夫人の詩業は身を切るやうな感受性の叫びや呻吟である。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
それはこの十年以来、日本の社会が日々に益々憂鬱になり、人心が絶望的に呻吟して、文化がその目的性と希望とを失ひ、年々歳々益々低落の度を深めて来て居るといふ事実である。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
狸汁の運命から逃れて、やれ嬉しやと思ふ間もなく、ボウボウ山で意味も無い大火傷をして九死に一生を得、這ふやうにしてどうやらわが巣にたどりつき、口をゆがめて呻吟してゐると、こんどはその大火傷に唐辛子をべたべた塗られ、苦痛のあまり失神し、さて、それからいよいよ泥舟に乘せられ、河口湖底に沈むのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
峰から峰の偃松は、暴風雨のあとの海原のように凪いで、けろりと静まりかえっている、谷底の風の呻吟は、山の上が静粛になるだけ、それだけ、一層|凄まじく高く響いて来る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
君よ、君は今の時文評論家でないから、此三日の間、床の中に呻吟して居た時考へたことを聞いて呉れるだらう。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
だが、車軸はいつまでも遠くで呻吟を、つゞけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
監視巡査の恥じッかゝしと、軽蔑ばかりの中で、恥をかまっていられず、疼くような呻吟をつゞけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
竹三郎が、留置場に呻吟している。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
痛みに呻吟する患者の声が病室から聞こえてきた。
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彼は難解な問題に直面し、呻吟しながら解決策を探していた。
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若手作家が新作のテーマに呻吟する姿は、見ていて痛々しかった。
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