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歌いだす

うたいだす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
1
標準
to break into song
文例 · 用例
蓄音機がぱたりとやむと、踊り子たちの手持ちぶさたを紛らすためにだれかが歌いだす
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
ボートのバック台の練習をしながらワレハ海ノ子と歌いだす者がある。
織田作之助 青空文庫
「音楽がやりたいのならその場で歌いだすか、ギター抱えてともかく鳴らし始めるのが先決だろう」と喉まで出かかっていたオレは、リード・ギターとしての参加を正式に求めてきた谷川ユズルに「なんだかんだやる前に、やりたい楽器があるんなら鳴らしてみたら」と厳かに宣言したのである。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
喝采に包まれたドンピアは、アルテアが歌いだすにいたった経緯を語りはじめた。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
然し作家はともかく生きる人間の退ッ引きならぬギリギリの相を見つめ自分の仮面を一枚ずつはぎとって行く苦痛に身をひそめてそこから人間の詩を歌いだすのでなければダメだ。
――小林秀雄論―― 教祖の文学 青空文庫
小林秀雄という落下する物体は、その孤独という詩魂によって、落下を自殺と見、虚無という詩を歌いだすことができるかも知れぬ。
――小林秀雄論―― 教祖の文学 青空文庫
ほろ酔で阿父さんが木やりくずしか何か歌いだす我家の食膳が、そこに満ち漲る愉しい温い雰囲気がつくづくと次郎吉は恋しかった。
正岡容 小説 圓朝 青空文庫
きさまと俺とは 同期の桜別れ別れに 散ろうとも咲いた花なら 散るのは覚悟同じ梢に 咲いて逢おうよ 二人で手拍子をとって歌いだすと、私にはきまって戦争中のよく晴れた青空が目にうかんできた。
山川方夫 軍国歌謡集 青空文庫
作例 · 標準
例句
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