鐫
鐫
名詞
標準
文例 · 用例
第三は「望むらくは鉄の筆と鉛とをもてこれを永く磐石に鐫りつけ置かんことを」である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
嗚呼|鉄の筆と鉛とをもて永く磐石に鐫つけおかんことを。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
」 正面に、葛飾郡永代築地 と鐫りつけ、おもてから背後へ草書をまわして、 此処寛政三年波あれの時、家流れ人死するもの少からず、此の後高波の変はかりがたく、溺死の難なしというべからず、是に寄りて西入船町を限り、東吉祥寺前に至るまで凡そ長さ二百八十間余の所、家居取払い空地となし置くものなり。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
もし魂の拔出でたらんか、これ一顆の碧眞珠に、露草を鐫れるなるべし。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
そこでその定窯の鼎の台座には、友人だった李西涯が篆書で銘を書いて、鐫りつけた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
そこで其の定窯の鼎の台座には、友人だつた李西涯が篆書で銘を書いて、鐫りつけた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
太い柱に一つの穴を鐫るのに三時間もかかつたり、その穴に腕木をきつちり嵌め込むのに午前中かかつたりした。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
什器は青銅で鋳たもので、酌源堂の文が鐫してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫