斯くも
かくも
形容詞-語幹
標準
so (e.g. so much, so close, so many, so few)
文例 · 用例
然るに文学者達が斯くも自信を失つてゐるのは強ちそのせゐであらうか?
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
凡そ心も精神もなしに、あの警句とこの警句との、ほんの語義的な調停を事としてゐて、それで批評だの学問だのと心得てゐる奴が斯くも多いといふことは、抑々、自分の心が要求しはしなかつた学問を、本屋に行けば本があつたからしたんでさうなつたんだ。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
今、我が弦月丸は一|時間に十二三|海里の速力をもつて進航して居るのに、其後を追ふて斯くも迅速に接近して來るとは、實に非常の速力でなければならぬ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
今彼が當世に隱れも無き、櫻木海軍大佐から、斯くも懇篤なる薫陶を受けて生長した事は、世界第一の學校を卒業したよりも、私の爲には※しいです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
下男の夢と己の夢との斯くも驚くべき一致は何に基づくのか。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
嘗て美しかりしコゲ茶色は、今何故に斯くも黯然たる絳泥色に変色したりや。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
嗚呼恋愛よ、汝は斯くも権勢ある者ながら、爾の哺養し、爾の切に需めらるゝ詩家の為に虐遇する所となる事多きは、如何に慨歎すべき事ならずや。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
しかし、余の犯した如何なる罪が、彼等皮膚白き者をして、(余に対し、又、余の国土に対し)斯くも憤らしめたか、余には未だにそれが解らぬのだ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
作例 · 標準
斯くも美しい夕焼けを見たのは、生まれて初めてだ。
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なぜ斯くも多くの人々が、一つの場所に集まったのだろうか。
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「まあ、斯くも可愛らしい赤子じゃこと!」
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斯くも簡単な問題が解けないとは、我ながら情けない。
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