狭手
きょうて
名詞
標準
文例 · 用例
上つ瀬には桜皮の舟に小※を操り、藻臥の束鮒を漁ろうと、狭手網さしわたしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
姫が狭手彦の船を見おくりつつ、ここより空しく領巾ふりけむと、かきくるる涙にあやなや、いづれを海、いづれを空、夢か現かのそれさへ識るの暇もなく、宛も狂へるものの如くに山を下り、松浦川を渉りしをりのかたみとて、その川の畔に、姫が踏みしめし足かたの今もなほ石に凹めるがありといふ。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
狭手彦の軍を卒ひて、任那を鎮め、また高麗を伐ちしことは書に見ゆ。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
またの名は天の狹手依比賣といふ。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫