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惰性

だせい
名詞頻度ランク #23697 · 青空 242
1
標準
force of habit
文例 · 用例
注意せよ、彼は以前には驚くべく観念明晰な男であつたが、やがてその観念を自己の裡に位置せしめる底のもの、即ち自然――手を差伸べもしないが手を退きもしないもの、――が人間の裡にあつては恩愛的な作用をつとめる、その作用を、雑念或は意識及び其の惰性によつて忘失したのである。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
それが終つても、未だその陶醉的歡喜の惰性を階上迄持込んで客室前の廊下を踏鳴らしながら濁聲高く唄ひ踊る小集團もあつた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
かくのごとくして起る電磁場は一種の惰性を有する事が実験上から知られる、すなわち荷電体を動かし始める時には動くまいとし、動いているのを止める時には運動を続けようとする、丁度物質質量と同様な性質を有しているのである。
寺田寅彦 物質とエネルギー 青空文庫
その外の実験は色に関するものや、電気感応と惰性とのアナロジーなどに関するもので、これに関するマクスウェルとの文通が保存されている。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
尤も「人嫌ひ」は一つの惰性的の習慣で、つまり交際がおつくふになるのである。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
そのころもうすでに大衆性を失ってしまって、ただわずかに過去の惰性のなごりをとどめていたのではないかと思われる。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
へと/\で、考えることも、観察することも、軍刀を握りしめる力もすっかり失って、たゞ惰性的に歩いている。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
今日純粋物理学の立場から言えば感覚に関した音という概念はもはや消滅したわけであるが因習の惰性で今日でも音響学という名前が物理学の中に存している。
寺田寅彦 物理学と感覚 青空文庫
作例 · 標準
毎朝同じ道を惰性で歩いている。
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惰性で続けている仕事だが、そろそろ変えたい。
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ああ、また惰性でテレビをつけちゃった。
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2
標準
inertia
作例 · 標準
止まっている電車は、動き出すと惰性で進む。
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このプロジェクトは惰性で動いているだけで、新しいアイデアがない。
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彼はなかなか考えを変えない、まさに惰性の塊だ。
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