力演
りきえん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
enthusiastic performance
文例 · 用例
そうして、自分のためには、何も、一つも、とくにならない力演なのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
おふみに扮した山路ふみ子は、宿屋の女中のとき、カフェーのやけになった女給のとき、女万歳師になったとき、それぞれ力演でやっている。
— 宮本百合子 『「愛怨峡」における映画的表現の問題』 青空文庫
ムニも、ライナーも、力演である。
— 宮本百合子 『映画の語る現実』 青空文庫
「裸の町」を観ても感じたことであったが、日本の女優の力演の顔には共通な一つのものがある。
— 宮本百合子 『映画の恋愛』 青空文庫
衣子もさすがにウンザリして、完璧な低能なのね、とからかうと、えゝ、まア、生れつきですからねえ、と答えたそうで、色事のモメゴトのあげくの力演は、概してカケアイ漫才の要領になるものかも知れぬ。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
少憩してバンドと田沼は再び力演に及んだが、雨天体操場に満員鈴ナリの若い衆、「アマッコだせえ。
— 坂口安吾 『文化祭』 青空文庫
「狸」といえば、一番おしまいにこの人を聴いたのが、昭和九年秋、東宝名人会第一回公演のしかも初日、死んだ新内の春太夫などといっしょに出演して、いとしみじみと力演したのが「狸」だった。
— 正岡容 『随筆 寄席囃子』 青空文庫
一人舞台の力演に終始する点も両者は太だ共通してゐるし、川田が昭和戦前人気高潮の虎造節を自家薬籠中のものとしたことゝ、小亀が当時の大御所たりし先代楽遊の節調を好んで口にしたところも亦太だ相似てゐる。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
作例 · 標準
主役の俳優が狂気に満ちた殺人鬼を見事に演じ切り、その迫真の力演に劇場中が息を呑んだ。
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彼女は喉の痛みを隠しながら、最後のコンクールで魂の込もった力演を披露して金賞に輝いた。
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クライマックスでのベテラン女優の力演に、思わず客席からすすり泣く声が漏れた。
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