正攻
せいこう
名詞
標準
文例 · 用例
この様に信長の将士は善戦して居るのだが、何分にも今川勢は大勢であるから正攻の戦では大局既に信長に不利である。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
以上が山県の策戦であるが、山県の想定に対して、薩軍はその第二想定の如く堂々の正攻法に拠ったのであった。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
官軍の第一次の正攻が敗れた如く、二俣に向った軍も亦敗れた。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
始め、官軍は、一部隊をして、田原坂正面に屯せしめて正攻に出づるが如くに見せて、薩軍を欺いたのが成功したのである。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
敵の要塞に対してはその守備兵を他に牽制し、要すれば正攻法に依りこれを攻略する。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
掌に峠の雪を盛りて知る涙が濡らす冷たさならず 物を規定するのに大抵の人は正攻法を用ひ肯定的にやる、それ故に微に入り細に入る時は忽ちつかへて匙を投げてしまふ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
「前半は、いやにぴんぴん響くのに、後半になるとそれがなくなっている」 それ位にして、あとは正攻法に移る。
— 海野十三 『烏啼天駆シリーズ・4 暗号の役割』 青空文庫
よし、それでは正攻法だ) 帆村の肚は決った。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫