繊塵
せんじん
名詞
標準
文例 · 用例
ショウガなかろう」 飄逸、洒脱、繊塵を止めず、風去って山河秋色深し。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
さなきだに沙塵の多い支那の地で、この工場は特に硅石を粉末とする機械から白濛濛たる繊塵を飛揚する所である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
午前、一天雲なきに当たり、船上にありて回望するに、蒼々たる天壁、海碧を囲繞するありさまは、あたかも盆中に水を盛り、一片の繊塵をその中央に浮かぶるがごとし。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
蒼波万頃浩無津、海接天辺自有垠、眼界平円似盆水、載吾船是一繊塵。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
四月一日南窓小庭纔二坪餘、頃日青苔殆覆盡、余愛其如天鵞絨、毎倦書、下堂而坐石、細抽雜草、遂不留纖塵春霄煙雨後 春霄煙雨の後、填庭苔 ※々たり庭を填むの苔。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
四月十九日京洛之新緑、美無加、散歩途上口占東山春色絶纖塵 東山の春色纖塵を絶つ、楊柳青青楓葉新 楊柳青々楓葉新たなり。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫