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小滴

しょうてき
名詞
1
標準
文例 · 用例
溲瓶の用に使つた奴があるから」 彼は机の抽斗から香水の瓶をとりだして、異常に綿密な注意を払ひながら一小滴づつ床へ落した。
坂口安吾 狼園 青空文庫
その墨汁の中に、直径一|粍の細い硝子棒の先をちょっと浸すと、棒の頭に墨汁の微小滴がつく。
中谷宇吉郎 墨流しの物理的研究 青空文庫
その状態が進んで、化学変化がもっと激しくなると、温度の微変動ももっと大きくなり、或る一部で相当の大きさの塊を射出し得るくらいの瓦斯発生を伴う変化が起り、その時射出された小滴が火花として眼に見えるのである。
中谷宇吉郎 線香花火 青空文庫
私も五年前の習練を思い出すべく、木片の端をちぎってささくれを作り、その先に結晶を吊して、その結晶の一端を硝子面に唾の小滴で垂直に凍りつかせようと大わらわであった。
中谷宇吉郎 雪後記 青空文庫