水打ち
みずうち
名詞
標準
文例 · 用例
水打ちそゝぐ進物の鯛 春坡 この句は前の新築の祝ひに鯛を遣はしたるなり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
水打ちそそぐとは鯛の腐りかけたるを防ぐなるべし。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
この句夏季にはあらねど水打ちそそぐといふは夏季に最も適切なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
人工の夕立ほど、水打ちました三蔵が大働き。
— 清水紫琴 『移民学園』 青空文庫
私の様な懶い零落末裔は、廃寺、無縁の石仏に、水打ち慰めたり、蝙蝠の飛ぶ、士族屋敷の土塀のかげに、団扇して、遠い空しい昔ばかりを語るきりだ。
— 石川善助 『仙台の夏』 青空文庫