獣屠
じゅうと
名詞
標準
文例 · 用例
当時の千円はその後のどの位の価格となるであらうか、初め父が芝三田に借入れた、何んでも元来は某大名屋敷だつたとか云はれる家は、――諸獣屠殺か競馬かに関して借入れたものであらう――月九十円の家賃だつたとか伝聞する。
— 木村荘八 『「いろは」の五色ガラスについて』 青空文庫
父は諸獣屠殺の事に手を染めたころ、その「化学教師」として、墺国人のシーバーなる人を雇つたと云ひ、その他欧米人に知り合ひを持ち、当然横浜・神戸あたりの海関貿易の方面とも遠くなかつたやうである。
— 木村荘八 『「いろは」の五色ガラスについて』 青空文庫
そこには縣立畜獸屠殺所といふ大きな看板が掛かつてゐました。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫
「米獸屠殺の部署につけ」といった強い言い方である。
— 清澤洌 『暗黒日記』 青空文庫