苦る
にがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to feel bitter
文例 · 用例
二十年ばかり前にはそうでもなかったが、近年になるに従って百姓の暮しは苦るしくなっていた。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
」 老人は、圧えつけられた、苦るしげな声で何か云った。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
老人は苦るしげに、引きつっているような舌を動かしている。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
悲劇になる、痛切な、身を以て苦るしんだ、そのことを喜劇として表現し、諷刺文学として表現して、始めて、価値がある。
— 黒島傳治 『愛読した本と作家から』 青空文庫
併し、近頃になるに従って、百姓の社会的地位、経済的地位が不利になって生活が行きつまって苦るしくなって来ている。
— 黒島傳治 『小豆島』 青空文庫
飼主が――それはシベリア土着の百姓だった――徴発されて行く家畜を見て、胸をかき切らぬばかりに苦るしむ有様を、彼はしばしば目撃していた。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
たった一本しかない一輪車の車軸は、巨大な麻袋の重みを一身に引き受けて苦るしげに咽びうめいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
幹太郎は、小山の下顎骨の落ちこんだ口元が、苦るしげに歪むのを見た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
彼の裏切りに、心の中でひどく苦った。
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失敗の責任を押し付けられ、彼は苦った表情を隠せなかった。
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不公平な扱いに、誰もが心の中で苦るだろう。
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