春外套
はるがいとう
名詞
標準
spring overcoat
文例 · 用例
』文太郎君は仕立下ろしの春外套を羽織ると、それでも毎朝と変らぬ真心こめたベエゼを、エミ子に捧げて威勢よく玄関へ出て行きました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
春外套を片腕に軽くかけた鈴木に違いない男と湯上りのような顔をした体躯の太ったエルマンのような西洋人が並んで、彼女の隠れているすぐ頭の上の階子を登り始めた。
— 宮本百合子 『部屋』 青空文庫
◎この頃、街上、春外套とともに乞食が多く現れた。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
四月二十九日 午後五時カルルスはすっかり暖くなって、皮を手縫いでくっつけた春外套を着る。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
特に若い男の鍔のひろい soft と、belt の高い春外套。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
女は早速春外套やスーツであるいてる。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
私はフラフラと立ち上って、私の春外套の下に、その婦人の全身を庇いました。
— 野村胡堂 『法悦クラブ』 青空文庫
モスクからの冬仕度はすっかりぬぎすてられ、明るい大通りの雑踏に交って、思いがけない角度からちらりと店さきの鏡やショウ・ウィンドウのガラスに映る伸子のなりはウィーンごのみの、渋くて女らしい薄毛織格子の揃いの服と春外套になった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
まだ少し肌寒い日もあるので、春外套を着て出かけた。
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デパートのショーウィンドウには、軽やかな春外套が飾られていた。
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旅行のために、しわになりにくい春外套を新調した。
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