馬糞
ばふん異読 まぐそ
名詞
標準
horse dung
文例 · 用例
これが馬糞などと一緒に散らばっているのを平気で拾って喰うのであった。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
それが、雪の中で冬を過し、夏、道路に棄てられた馬糞が乾燥してほこりになり、空中にとびまわる、それを呼吸しているうちに、いつのまにか、肉が落ち、咳が出るようになってしまった。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
見るとそれは蠅取り茸、紅茸、草鞋茸、馬糞茸、狐の火ともし、狐の茶袋なぞいう毒茸の連中でした。
— 夢野久作 『きのこ会議』 青空文庫
オーイ、剛力ィ――」と叫んで見たが、応うるものは木精ばかり、馬糞剛力どこをマゴ付いている事やら。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
憚りながら御亭主は鉄道馬車の馬糞を浚いやす、強い※人さね。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
めだかの模様の襦袢に慈姑の模様の綿入れ胴衣を重ねて着ている太郎は、はだしのままで村の馬糞だらけの砂利道を東へ歩いた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
駅の前の広場、といっても、石ころと馬糞とガタ馬車二台、淋しい広場に私と大久保とが鞄をさげてしょんぼり立った。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
生ける犬を屠りて鮮血を啜ること、美しく咲ける花を蹂躙すること、玲瓏たる月に向うて馬糞を擲つことの如きは、言はずして知るベきのみ。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
作例 · 標準
畑の肥やしとして、質の良い馬糞が使われている。
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山道には、馬糞がところどころに落ちていた。
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あの植物は馬糞を混ぜた土で育てると、より大きく育つらしい。
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