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どてん

どてん異読 どでん
副詞-と副詞
1
標準
(with a) thud
文例 · 用例
「そう言わずに」と彼は、私の言う事などてんで問題にせず、「ここへ呼んで来て、お酌をさせろよ。
太宰治 親友交歓 青空文庫
――これはいかにも筋道の立たない文章だが、あの印刷された文章ほどてんでばかげたものじゃないよ」「僕の目的が」とデュパンは語をつづけた。
『モルグ街の殺人事件』続編 マリー・ロジェエの怪事件 青空文庫
僕は不風流だから、俳句の妙味などてんでわからない。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
私も最初は彼の顔などてんで問題にもしていなかつたのであるが、何度も会ううちあの平凡きわまる顔が実は無限の魅力を蔵していることに気がつきはじめた。
伊丹万作 人間山中貞雄 青空文庫
しかし彼等のことなどてんで眼中にないチチコフは、どうやら寄木の床を思う存分おどり※りたいという熱望に駆られているらしい、長い手袋をはめた金髪娘を、遠くから見つめるばかりであった。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
新橋駅の心の誓いなどてんで思い出してもみなかった。
佐藤垢石 みやこ鳥 青空文庫
「馴れれば大したことはない」 村田氏は、僕の悲鳴などてんで問題にしないのだ。
佐藤垢石 鯨を釣る 青空文庫
あゆの味のよしあしなどてんで無頓着な成金連だから、あゆの大きさが立派で、金が高いのも、彼らの心持にかえってぴったりするというようなわけで、自己暗示にかかった連中が、矢も楯もたまらず、なんでも春日のあゆを食わなければという次第で、この店は一時非常に栄えたものだ。
北大路魯山人 インチキ鮎 青空文庫
作例 · 標準
猫が高いところから、どてんと床に飛び降りた。
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疲れていたのか、彼はベッドに倒れ込むようにどてんと横になった。
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不意に重いものが棚から落ちて、どてんと大きな音がした。
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