走り出る
はしりでる
動詞-一段
標準
to run out (e.g. of the room)
文例 · 用例
果して、、彼女は並木の木蔭からいそいそ走り出ると、ニッコリ笑いかけて、優雅な身振りで可愛らしい両手をさしのべた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
アレと走り出るお辰、吉兵衛も共に止ながら、七蔵、七蔵、さてもそなたは智慧の無い男、無理に売ずとも相談のつきそうな者を。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
郵便局から小箱を抱へて走り出ると、不図鍋川第八に出遇つた。
— 牧野信一 『木枯の吹くころ』 青空文庫
二時ばかり程経て突然と汽笛に覚され、何事ならんと甲板に走り出るに船は一の湾口にあり、驚きて傍への人に問へば下田港なりと答ふ。
— 上田敏 『月』 青空文庫
珍らしい草花でも発見したことを告げに来たのであらう――と私は思つたから、私は一切の痴夢から醒めて、慌てゝ戸外に走り出ると、メイ子は私の腕の中にぐつたりとして打ち倒れた。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
(お妙はそこにある脇差を取りて、縁先へ走り出る。
— 岡本綺堂 『俳諧師』 青空文庫
こりゃ此處に四十|兩ある、予に毒藥を一|匁ほど賣ってくりゃれ、直に血管に行渡って世に※果てた飮主を立地に死なすやうな、又、射出された焔硝が怖しい大砲の胴中から激しう急に走り出るやうに、息をば此體内から逐出してくれる毒が欲しい。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
血液は威勢よく走り出るので、少しも凝固を起さず、実験は間然するところが無い。
— 小酒井不木 『恋愛曲線』 青空文庫
作例 · 標準
火事の報を聞いた警官は、すぐにパトカーに乗り込み、現場へと走り出た。
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