流砂
りゅうさ異読 りゅうしゃ
名詞
標準
quicksand
文例 · 用例
そこは氷の表面のようにきらきら光っていて、わずかのところだけ軽い流砂でおおわれていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
ちよつと立ち止まると、前後左右を飛ぶ流砂の響、ひゆつ、ひゆつと寂しい鋭い音を立てゝ飛んで行く。
— 吉江喬松 『伊良湖の旅』 青空文庫
何が寂しいといつて、この無数の流砂の立てる自然の楽の音ぐらゐ寂しい便りないものはなからう。
— 吉江喬松 『伊良湖の旅』 青空文庫
うと/\眠つてゐると、夢の中で、流砂が降り、風が鳴つてゐた。
— 吉江喬松 『伊良湖の旅』 青空文庫
人間の富や、荘厳無比の宮殿を持つローマは、あたかも巨人によって建設されたようなものであったが、ラザルスに取ってはそのまばゆさも、美しさも、洗練された人生の音楽も、結局荒野の風の谺か、沙漠の流砂の響きとしか聞こえなかった。
— ラザルス 『世界怪談名作集』 青空文庫
山腹からつき出た大きな岩石の上に立つと、すぐ足下に小さな沼があって、その灰色の流砂の底から、むくむくと熱い湯が湧き出ていた。
— 豊島与志雄 『湯元の秋』 青空文庫
私は流砂に足をとられながら、海の方へ出たらめに叫ぶ。
— 堀辰雄 『麦藁帽子』 青空文庫
あのタクラマカンの死の荒野には千年の昔、流砂に圧し潰された古代の住居跡が沢山残っており、其処からいろいろな遺物や絵が発掘された。
— 中谷宇吉郎 『雷神』 青空文庫
作例 · 標準
砂漠を移動中、不用意に足を踏み入れた場所が流砂で、体が吸い込まれそうになった。
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流砂に飲み込まれないよう、ガイドの指示に従って慎重に歩みを進める。
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冒険映画の定番シーンといえば、主人公が流砂に嵌まって絶体絶命になる場面だ。
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