味を占める
あじをしめる
表現動詞-一段
標準
to be encouraged by initial success
文例 · 用例
「さういふ奴は、一度さういふことで味を占めると、二度三度と必ず繰り返すもんだ。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
辻斬というものは、一度味を占めるとやめられないものだそうだな、一度が二度、三度となると度胸も据わって、毎晩、人を斬らねば眠られぬようになるそうな」 こんなことを言いながら、橋板の上の血痕をよくよく辿って見ると、その一筋が、平右衛門町から第六天の方へ向いています。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
此男は元来|咽の乾く性ですから、一度この味を占めると、また一口飲みたく成る、つい二度三度と瓶へのお見舞を重ねる中に、段々に気が遠くなつて、目がちらつき、頭は何時ともなく項垂れて来ました。
— RIP VAN WINKLE. EINE NACHGELASSENE SCHRIFT VON DIETRICH KNICKERBOCKER. 『新浦島』 青空文庫
もうこれ丈け味を占めると、止め度もない嗅覚地獄へ、真っ逆様に落ちて行くばかりです。
— 第五夜 悪魔の反魂香 『新奇談クラブ』 青空文庫
何の目的ということもなく、何の理由ということもないが、一旦、夜遊びの味を占めると、少なくとも一晩に一度は夢遊の巷を彷徨うて帰らないことには、血が乾いて眠られないらしい。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
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