初めのうち
はじめのうち
表現
標準
at first
文例 · 用例
初めのうち、清三は夏休み中、池の水を汲むのを手伝ったり、畑へ小豆の莢を摘みに行ったりした。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
二人は、初めのうちは、豚を小屋に追いかえそうと努めているようだった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
そして姉も弟も初めのうちは小学校に出していたのが、二人とも何一つ学び得ず、いくら教師が骨を折ってもむだで、到底ほかの生徒といっしょに教えることはできず、いたずらに他の腕白生徒の嘲弄の道具になるばかりですから、かえって気の毒に思って退学をさしたのだそうです。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
人間も初めのうちはやはり地から生まれ、そうして地の細孔から滲出する乳汁によって養われていた。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
山路三里は子供には少し難儀で初めのうちこそ母よりも先に勇ましく飛んだり跳ねたり、田溝の鮒に石を投げたりして参りますが峠にかかる半ほどでへこたれてしまいました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
私も初めのうちは行きませんでしたがあまりたびたび言うので一度参りますると、一時間も二時間も止めて還さないで膝の上に抱き上げたり、頸にかじりついたり、頭の髪を丁寧に掻き下してなお可愛くなったとその柔らかな頬を無理に私の顔に押しつけたり、いろいろな真似をするのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
妙なもので、初めのうちは「牛若丸」や「うさぎとかめ」などを喜んだ子供らも、じきに、そういうものよりは、やはりあちらの名高い曲のいいレコードを喜ぶようになった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
初めのうちは白灰であった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
彼は普段は大人しいが、いざという時には驚くほどの力を発揮する。まさに「始めは処女の如く後は脱兎の如し」だ。
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この戦略は、相手を油断させておいて、一気に仕掛ける。「始めは処女の如く後は脱兎の如し」の典型だ。
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初戦は様子見で、本戦で一気に攻勢に出る。これは「始めは処女の如く後は脱兎の如し」という戦法だ。
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