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袖垣

そでがき
名詞
1
標準
low fence flanking a gate or entrance
文例 · 用例
十二 信如が何時も田町へ通ふ時、通らでも事は済めども言はば近道の土手々前に、仮初の格子門、のぞけば鞍馬の石燈籠に萩の袖垣しをらしう見えて、椽先に巻きたる簾のさまもなつかしう、中がらすの障子のうちには今様の按察の後室が珠数をつまぐつて、冠つ切りの若紫も立出るやと思はるる、その一ト搆へが大黒屋の寮なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
外界よりの光を庇、袖垣、または庭の木立で適宜に遮断することを要する。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
十二 信如が何時も田町へ通ふ時、通らでも事は濟めども言はゞ近道の土手々前に、假初の格子門、のぞけば鞍馬の石燈籠に萩の袖垣しをらしう見えて、椽先に卷きたる簾のさまもなつかしう、中がらすの障子のうちには今樣の按察の後室が珠數をつまぐつて、冠つ切りの若紫も立出るやと思はるゝ、その一ツ構へが大黒屋の寮なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
父には五つの歳に別れまして、母と祖母との手で育てられ、一反ばかりの広い屋敷に、山茶花もあり百日紅もあり、黄金色の茘枝の実が袖垣に下っていたのは今も眼の先にちらつきます。
国木田独歩 女難 青空文庫
向う側は、袖垣、枝折戸、夏草の茂きが中に早咲の秋の花。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
別荘の袖垣から、斜に坂の方を透かして見ると、連の浴衣は、その、ほの暗い小店に艶なり。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
」「あら、お店の前の袖垣に、朝顔の咲いた、撫子の綺麗だった、千草煎餅の、知っていますとも――まあ、お見それ申して済まないことねえ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
さて、濡縁なりで、じかに障子を、その細目にあけた処へ、裾がこぼれて、袖垣の糸薄にかかるばかり、四畳半一杯の古蚊帳である。
泉鏡花 露萩 青空文庫
作例 · 標準
茶室の入り口には、風情のある竹製の袖垣が設けられている。
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袖垣の向こうには、手入れの行き届いた日本庭園が広がっていた。
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職人が一つ一つ手作りした袖垣は、庭のアクセントになっている。
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