山論
やまろん
名詞
標準
文例 · 用例
草山口論ということを約めて、「山論」という言葉で通って来たほど、これまでとてもその紛擾は木曾山に絶えなかった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
山論までが露骨になって来た。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
福島役所への訴訟沙汰にまでなった山論――訴えた方は隣村湯舟沢の村民、訴えられた方は馬籠宿内の一部落にあたる峠村の百姓仲間である。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
山論がけんかになって、峠村のものが鎌十五|挺ほど奪い取られたのは過ぐる年の夏のことで、いったんは馬籠の宿役人が仲裁に入り、示談になったはずの一年越しの事件だ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
山論、山論で、そりゃ今までだってもずいぶんごたごたしたが、大抵は示談で済んで来たものだ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
草山口論も今は公の場処に出て争おうとする御用の山論一条だ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
福島から須原泊まりで、山論和解の報告をもたらしながら、半蔵が自分の家の入り口まで引き返して来た時は、ちょうど門内の庭|掃除に余念もない父を見た。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
一年越しにらみ合っていた両村の百姓も、いよいよ双方得心ということになり、長い山論もその時になって解決を告げた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
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山論(さんろん、やまろん)は、山林・原野など山に関する争論。日本の江戸時代において盛んに発生した。
出典: 山論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0