稀本
まれほん
名詞
標準
文例 · 用例
元來、詩集といふものは、初版限りで絶本にするところに價値があるので、版を重ねて増册しては、詩集の人に貴重される稀本の價値が無くなつて來る。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
今日も、実はその、かねがねお探しの稀本が、売物に出ましたので、お目にかけに、出ましたのですが」「おかしいこと。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
蘭鏡は矢張り残っていないようであるが、『雪華図説』には『続雪華図説』があり、この『続』の方はかなり稀本である。
— 中谷宇吉郎 『『雪華図説』の研究後日譚』 青空文庫