天の羽衣
あまのはごろも
表現名詞
標準
angel's feathered robe
文例 · 用例
鳥部野の煙絶ゆる時なく、仇し野の露置くにひまなき、まゝならぬ世の習はしに漏るゝ我とは思はねども、相見ての刹那に百年の契をこむる頼もしき例なきにもあらぬ世の中に、いかなれば我のみは、天の羽衣撫で盡すらんほど永き悲しみに、只々|一時の望みだに得協はざる。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
鳥部野の煙絶ゆる時なく、仇し野の露置くにひまなき、まゝならぬ世の習はしに漏るゝ我とは思はねども、相見ての刹那に百年の契をこむる頼もしき例なきにもあらぬ世の中に、いかなれば我のみは、天の羽衣撫で盡すらんほど永き悲しみに、只※|一時の望みだに得協はざる。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
するとあの八|人の少女たちは天女で、これこそ昔からいう天の羽衣というものに違いない。
— 楠山正雄 『白い鳥』 青空文庫
松原によく天人が遊びに降りてくるのを見て、或日その一人の天の羽衣を脱いであつたのをそつと隠しました。
— 宮原晃一郎 『子良の昇天』 青空文庫
そして天の羽衣といふものが無ければいかれない。
— 宮原晃一郎 『子良の昇天』 青空文庫
」 子良は、今朝お父さんの伯良が、天井裏にある網を下すとき、小さなつゞらを、一緒におろし、その蓋をあけたら美しい着物が出て来たので、何かと訊いてみたら、之は天の羽衣といふものでお母さんがお嫁に着て来た大事なものだ。
— 宮原晃一郎 『子良の昇天』 青空文庫
」 天人は大喜びで、伯良が沖に漁に出た留守を見はからひ、そのつづらの中から天の羽衣を出して、着ました。
— 宮原晃一郎 『子良の昇天』 青空文庫
「お前が天の羽衣の隠してある処を教へたりなんかするから、お母は去つちまつたんだよ。
— 宮原晃一郎 『子良の昇天』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日天の羽衣について考えている。
天の羽衣という言葉は日本語で重要だ。
彼は天の羽衣の意味を理解している。
この文には天の羽衣が含まれている。