律呂
りつりょ
名詞
標準
standard tones
文例 · 用例
縦しや、また花の館に恋ごもれ、君が驕楽琅※の室屋、早や飽きぬ、火炎の正眼、肉の笑、蜜の接吻、絵も香も髪も律呂も宝玉も晴衣も酒もあくどしや、今こそ憎め。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
甲樂人 それ、そのめったりはったりが音樂(律呂)と謂ふものぢゃ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
怖ろしく声の美い人で、お経を誦むと、その調子が自然に律呂に合つて、まるで音楽でも聴くやうな気持がするので、道命が法華を誦むとなると、大峰から、熊野から、住吉から、松尾から色々の神様が態々聴きに来たものだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
天地の律呂か、自然の呼吸か、隱としていためるところあるが如し。
— 高山樗牛 『清見寺の鐘聲』 青空文庫
ちょうどさまざまの騒音の中から一筋清涼たる笛の音が律呂正しく聞こえるようであった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
浦中応援隊は応援歌をうたった、手に手に持った赤い旗は波のごとく一起一伏して声調|律呂はきちんきちんと揃う。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
二三 音楽の音は幽かではあるが美妙な律呂を持っている。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
それは腹八分目に吸いたる息を静かに吐くにあたって、その一瞬の極促において経験する阿※あるいは世阿弥のいわゆる律呂の意識でもあろう。
— 中井正一 『リズムの構造』 青空文庫
作例 · 標準
古い楽譜を読み解きながら、当時の日本音楽における律呂の変遷を調査する。
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雅楽の演奏において、律呂が正しく整っているかどうかは非常に重要だ。
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彼は幼少期から厳格な教育を受け、律呂の細かな違いを聴き分ける耳を持っている。
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