一方ならぬ
ひとかたならぬ
連体詞
標準
extraordinary
文例 · 用例
)一、詩集出版に関して恩地孝氏と前田夕暮氏とには色々な方面から一方ならぬ迷惑をかけて居る。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
いつたい文章の冗漫拙劣な短篇作家などは到底考へられぬ譯でもあるが、殊にチェエホフの文章に對する推敲琢磨振りは一方ならぬものがあつたらしい。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
ほうほう」――神職 言語道断、ただ事でない、一方ならぬ、夥多しい怪異じゃ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
……」と伯爵夫人は一方ならぬ侮辱を蒙りて、堪え堪えし腹立声。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
貞子の方は奥より駈出で(見るに眼も眩れ心も消え、)と絃に乗るまでにはあらざるも、式台の戸より隙見して、一方ならぬ御愁傷なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
家内とは一方ならぬ。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
『君はその時分は一方ならぬ映画ファンで、何時でも僕に嘆いていたのを、僕はよく憶えていますよ。
— 渡辺温 『十年後の映画界』 青空文庫
将門の方は和解の事|画餅に属して、おもしろくも無く石井に帰つたが、三月九日の経基の讒奏は、自分に取つて一方ならぬ運命の転換を齎らして居るとも知る由無くて居た。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
作例 · 標準
この度の災害には、ひとかたならぬご支援をいただき、誠にありがとうございます。
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彼の情熱はひとかたならぬもので、周りの人々を感動させた。
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ひとかたならぬ努力を重ねて、彼女は夢を叶えた。
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