客観的
きゃっかんてき異読 かっかんてき
形容動詞
標準
objective
文例 · 用例
扨、芸術家は名辞以前の世界に呼吸してゐればよいとして、「生活」は絶えず彼に向つて「怠け者」よといふ声を放つと考へることが出来るが、その声が耳に入らない程名辞以前の世界で彼独特の心的作業が営まれつつあるその濃度に比例してやがて生ずる作品は客観的存在物たるを得る。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
謂はばその主観的な抒情詩の背後に、如何なる具合に客観的能力が働いてゐるかを示すことこそ、此の小論の主旨でもあるのだ。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
「まあ色々でこそ此の世が成立つのだらう……」――そんな客観的な考へで、私は自分が何かに付けて思索する癖のあることを、不幸かも知れないといふ半面の気持に強ひられて、好い加減でうまく胡魔化して置きたかつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
一、芭蕉は主観的の俳人であり、蕪村は客観的の俳人である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それ故に以上の定評を概括すれば、要するに蕪村の特色は「客観的」だということになる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ところで芸術における「主観的」「客観的」もしくは「主情主義的」「主知主義的」ということは、本来何を意味するものだろうか。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ところで一般に言われる如く、蕪村が芭蕉に比して客観的の詩人であり、客観主義的態度の作家であることは疑いない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかしながら多くの人は、これらの客観的特色の背後における、詩人その人の主観を見ていないのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意見はいつも客観的で、状況を冷静に分析している。
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客観的なデータに基づいて、このプロジェクトの成功率を算出した。
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あの先生は、生徒の評価を客観的な視点から行っていると評判だ。
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客観的に見て、この方法は非効率だと言わざるを得ない。
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