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歌口

うたぐち
名詞
1
標準
flute mouthpiece
文例 · 用例
かく私は歌口を吹き、私のふしぎにして艶めかしき生命をかなでようとするのである。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
やさしく歌口をお吹きなさいとうめいなる空にふるへてあなたの蜃氣樓をよびよせなさい思慕のはるかな海の方からひとつの幻像がしだいにちかづいてくるやうだ。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
やさしく歌口をお吹きなさいとうめいなる空にふるへてあなたの蜃氣樓をよびよせなさい。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
姫は、赤地錦の帯脇に、おなじ袋の緒をしめて、守刀と見参らせたは、あらず、一管の玉の笛を、すっとぬいて、丹花の唇、斜めに氷柱を含んで、涼しく、気高く、歌口を―― 木菟が、ぽう、と鳴く。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
たしなみの楽の故に歌口をしめすのが、つい癖になって出たのである。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
京外れで買うた尺八の歌口を嘗め嘗め破れ扇を差出しながら、宿場宿場の揚雲雀を道連れに、江戸へ出るには出たものの、男振りよりほかに取柄のない柔弱武士とて、切取り強盗はもちろん叶わず。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
その男は何やらん一座のものに言置き、「ヂツセンチイ、オオ、ミア、ベツチイナ」(降り來よ、やよ、我戀人)と俚歌口ずさみて出行きぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
細き金具の歌口にかなしみあふれ、氣も萎えて、折りまはしたる聲のはて、忽ちくづれ調かはるあゝ、ちやるめらの末の曲。
上田敏 牧羊神 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
poetic style
作例 · 標準
例句