笞
しもと
名詞頻度ランク #33910 · 青空 344 例
標準
scourge
文例 · 用例
笞を忘るるな{11}」とは老婆がツァラトゥストラに与えた勧告であった。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「笞の下をくゞり、くゞって底からやって行かなきゃならないんだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
支那風の美人、美少女、美少年が、あらゆる残忍酷烈な刑に処せられて笞打たれ、絞め殺され、焙られ、焼かれ、煮られ、引き裂かれ、又は猛獣の餌食にあたえられて行く凄愴、陰惨を極めた場面の極彩色密画であった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
多くの人はこの心に接することによつて、痛い運命の笞の傷を親切に撫で慰められるだらう。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
自分自身を鞭たなければならないはずであったのに、その笞を言葉に含めて、それをおぬいさんの方に投げだしたのではなかったか。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
笞を受けた雲は眩むばかりの血潮を浴びる。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
しかし慧鶴は兼て覚悟のことでもあるし、また、ともすれば清水のことが想い出される腑甲斐ない心を何かの強い刺戟で眼の前の境遇に釘付けにして貰うことは、寧ろ必要とするところでもあったので、笞を嬉ぶ贖罪者の気でじっと辛抱して勉強した。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
正義の上に刑罰の笞の下つた例は、古今を通じて東西に亙りて、何時の時代にもどんな処にでも起つたこと、起り得ることである。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
作例 · 標準
昔の刑罰では、罪を犯した者に笞を当てて戒めることがあった。
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映画の中で、奴隷が非情な主人から笞で打たれるシーンが流れた。
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「笞で打たれるような苦しみだ」と、彼は受けた屈辱を表現した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
笞(むち、しもと) 人や動物を打つ為の細長い竹の棒、若しくは棒状の柄に革紐や鎖などを取り付けた道具。鞭を参照のこと。 東アジアの律令法における刑罰の一つ。笞罪を参照のこと。
出典: 笞 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0