常花
とこばな
名詞
標準
eternally flowering flower (usu. made of metal)
文例 · 用例
常花かざす藝の宮、齋殿深く焚きくゆる香ぞ、さながらの八鹽折美酒の甕のまよはしに、さこそは醉はめ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮、柄香炉、常花、鈴、五鈷、三鈷、独鈷、金剛盤、輪棒、羯麿、馨架、雲板、魚板、木魚など、余は略します。
— 彫刻修行のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
平群のおほ野、高草の黄金の海とゆらゆる日、塵居の窓のうは白み、日ざしの淡に、いにし代の珍の御經の黄金文字、百濟緒琴に、齋ひ瓮に、彩畫の壁に見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、常花かざす藝の宮、齋殿深に、焚きくゆる香ぞ、さながらの八鹽折美酒の甕のまよはしに、さこそは醉はめ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
花袋氏が云つて居るやうな斷片的な獨斷的な言ひ方だけでは批評することも出來ないけれども、平常花袋氏は、人間の心は恐ろしい、どんなことでも思ひ得ないことはないし、又成し得ないことはないと、能く言はれる。
— 片上伸 『人間の本性』 青空文庫
』――ふたたび、嗚呼また三度語るを聽け、『樂園|涅槃の土のにほふところ歡樂盡きぬ種子こそ常花發け。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
しかしここにいう Viola mandshurica W. Beck. のスミレは、その常花の後で能く果実の稔っているものを見かけることがある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
作例 · 標準
仏壇には生花の代わりに、金箔で彩られた常花を供えることにした。
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蓮の花を模した常花は、極楽浄土の象徴として寺院の祭壇を飾っている。
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古くなった常花の輝きを取り戻すため、職人に修理を依頼した。
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ウィキペディア
常花(じょうか)とは、仏具の一種で、蓮の花をかたどった造花である。
出典: 常花 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0