高ぶり
たかぶり
名詞
標準
excitement
文例 · 用例
耳剽し口衒し、色を詭り辞を淫にし、聖賢に非ずして、而も自立し、果敢大言して、以て人に高ぶり、而して理の是非を顧みず、是を名を務むるの蠹という。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
その冷たさといふものは、彼等の役目柄から來るおのづからなものであり、また仕事に慣れ切つてゐるといふところから來るものであり、鑑定に對する高ぶりとも云へるほどの強い自信から來てゐるものでもあつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
その際病人の御息所は返事を書くべくもない容体であったし、女房から挨拶書きなどを出しておいては、先方の好意が徹底しなかったもののようにお思いになるであろうし、宮様がお高ぶりになりすぎるようにもお思われになるであろうからと女房らがお願いしたために、宮が引き受けて礼状をお書きになった。
— 夕霧一 『源氏物語』 青空文庫
「ここにホビーではない新しい分野『コンピュータの個人使用・パーソナル・コンピューティング』が出現した」 あらためてそう書き記したとき、西は暗雲を払って差し込んできた陽をからだ中で受けとめたような、爽快な高ぶりを覚えた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
そうした作業の中心を占めるCPUが、出来合いの部品として、しかもこれだけ小さな形で提供されたことに、石田は感動と衝撃の入りまじった気持ちの高ぶりを覚えた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
私は剛情な子供が我儘を押し通そうとしたとき、賢しい母親に妨げられそれがよくないことであることを諭されて自分で会得したとき、一時に母親の膝に泣き挫れる、その子供の無邪気なそして素直な心をもって大地に涙しながら私の高ぶり反く心を挫さなければならない。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
賀川豐彦さんわが心、程を踰えて高ぶり、他を凌ぐ時、何時も何時も君を憶ふ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
神経ばかり、高ぶりましてネ」と理学士も側へよって来て述懐した。
— 海野十三 『赤外線男』 青空文庫
作例 · 標準
試合を目前に控え、選手たちの気分の高ぶりは最高潮に達している。
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彼女の震える声から、心の底からの高ぶりが伝わってきた。
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祭りの前夜、街全体に何とも言えない高ぶりが漂っている。
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標準
pride
作例 · 標準
彼は自分の家柄に高ぶりを感じており、他人を見下す癖がある。
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権力を手にしたことで生じた心の高ぶりが、彼の判断を狂わせた。
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謙虚さを忘れず、地位による高ぶりを慎むべきだ。
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