五月幟
ごがつのぼり異読 さつきのぼり
名詞
標準
Boys' Festival paper-carp streamers
文例 · 用例
熊谷登久平 「夕月」「五月幟」「朝顔」その出品画や画題を見ても判るとほりすこぶる日本的な作家である。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
五月幟の下絵や、稲荷様の行燈や、ビラ絵を描いて、生活をしているのでありました。
— 竹久夢二 『最初の悲哀』 青空文庫
崖を降りきると、五月幟の竿のやうに伸びてゐる青竹によぢのぼつて、たわめて、弾道を描くと彼は一息で湿気地を飛び越えた。
— 牧野信一 『籔のほとり』 青空文庫
――赤石連山の壮観、家々の五月幟、時に満員、乗客の漫談(二十六人の徴兵検査で二十五人合格したとか)、車掌が声高く“高遠原”、このあたりは高原らしい蕭条たるものがあつた。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
「はい、そのことでございますが、私|所の主人と申すは、商人に似合わぬ風流人で、日頃から書画を好みますところから、文晁先生にもご贔屓になり、その方面のお話なども様々承わっておりましたそうで、今回節句の五月幟りにつき先生にご意見を承わりましたところ、当今浮世絵の名人と云えば北斎先生であろうとのお言葉。
— 国枝史郎 『北斎と幽霊』 青空文庫
更けた夜だのに五月幟が、風になびいている音が聞こえた。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
取り入れるのを忘れたのであろう、かなり間遠ではあるけれど、五月幟がハタハタと、風に靡く音がした。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
ハタハタハタ……ハタハタハタと、夜風に靡く五月幟の、音ばかりが聞こえてくる。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
作例 · 標準
五月晴れの空に、鮮やかな五月幟が風を受けて力強くたなびいている。
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昔の村では、男の子が生まれると大きな五月幟を立てて周囲に知らせたという。
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五月幟の鯉の絵柄は、滝を登って龍になるという立身出世の象徴だ。
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ウィキペディア
五月幟(ごがつのぼり、さつきのぼり)とは、男児が生まれたことを天の神に告げその守護を願い、両家の家紋を入れ立てられる空高く幟。5月5日の端午の節句の飾りとして用いる。その幟を五月晴れの空に向けて立てる事から五月幟または、武者絵幟、節句幟と呼ばれる。
出典: 五月幟 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0