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降将

こうしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
大寧より還りて会州に至り、五軍を立てゝ、張玉を中軍に、朱能を左軍に、李彬を右軍に、徐忠を前軍に、降将|房寛を後軍に将たらしめ、漸く南下して京軍と相対したり。
幸田露伴 運命 青空文庫
時に降将顧成、坐に在りて之を見る。
幸田露伴 運命 青空文庫
降将李陵は一つの穹盧と数十人の侍者とを与えられ賓客の礼をもって遇せられた。
中島敦 李陵 青空文庫
もちろん彼自身にはそんな覚えはないが、同じ漢の降将に李緒という者がある。
中島敦 李陵 青空文庫
彼を犯人だと信じきった課長は、勝ち誇った勝軍の将が、敵の降将に降伏条件を指定する時のような、確信に満ちた態度で言った。
平林初之輔 犠牲者 青空文庫
が、その定仏は正成に攻められ、他愛なく城は乗っ取られ、本人はこのように降将として、正成に仕えているのであった。
国枝史郎 赤坂城の謀略 青空文庫
敗れた降将のことばには、勝軍の中では聞かれない、人間の真実がこもっていた。
第三分冊 新書太閤記 青空文庫
越前の降将、前波吉継を、豊原の城へおき、同じく朝倉景鏡に、大野城の守護を命じ、富田|弥六郎に府中の城を――と、いったふうに、旧領の事情に精通している旧将を多く用い、その目附として明智十兵衛光秀だけを抑えに残して来たのである。
第四分冊 新書太閤記 青空文庫