月越し
つきごし
名詞
標準
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文例 · 用例
三月越しの母の看病で、月も五月の末やら六月の始めに入ったのやらまるで夢中で過しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その念がふた月越しでようように届いて、眼に見えない糸に引かれたように男が今夜ふらりと来た。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
眉山は三月越しの旅で顔の色が煤けて日に焼けていたが、真白な長身は汗ばんで赤味を帯び、棹は上手か下手か知らぬが流れに従って下りるんだから楽々として如何にも威勢が好く、とても旅路に放浪して今帰ったばかりの家なき人とは思われなかった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
三月越し行かないから手が切れたのかと思つたら、昨夜久し振りでノコノコ出かけましたよ」「有難い、それを待つて居たんだ。
— 一枚の文錢 『錢形平次捕物控』 青空文庫
三月越し養つて貰つた、宗次郎殿を殺してよいものか惡いものか、考へて見ろ」「恐れ入りました、――決して蔀樣を疑ふといふわけぢやございません。
— 花見の仇討 『錢形平次捕物控』 青空文庫
一つはこれも商売道具の積りで、何ヶ月越し湯で洗ったことの無いのと、汗と泥と埃に塗れて、野天に泊るせいもあったでしょう。
— 第七夜 歓楽の夢魔 『新奇談クラブ』 青空文庫
兄哥も知っている八五郎は、柄にもなく身体を痛めて、二た月越し田舎へ行っているし、神田の家には、遠慮するような者は一人もいねえ」「それは有難い、早速言葉に甘えるようだが、荷物を纏めて今晩にもやるから、何とか好い塩梅に引廻してやってくれ。
— 永楽銭の謎 『銭形平次捕物控』 青空文庫
三月越しお化けの真似をした上、ちょいと井戸掘をやらかした外に、大した悪事もしなかったじゃないか」 青髯は他愛もありません。
— 招く骸骨 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
家賃が月越しになってしまい、大家さんに平謝りした。
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先月の飲み代が月越しで請求され、財布の紐を締め直すことになった。
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仕事の納期が月越しになったが、なんとか月上旬には終わりそうだ。
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