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添水

そうず
名詞
1
標準
water-filled bamboo tube in Japanese garden which clacks against a stone when emptied
文例 · 用例
もう開けていて、山深くも何ともありません、四五|度行馴れておりますから、谷も水もかわった趣と云ってはありませんが、秋の末……もみじ頃で、谿河から宿の庭へ引きました大池を、瀬になって、崖づくりを急流で落ちます、大巌の向うの置石に、竹の樋を操って、添水――僧都を一つ掛けました。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
」「はあ、添水――珍らしい。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
暗の夜にも、月夜にも、添水番と云って、家々から、交代で世話をする……その谷川の大杵添水
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
筧の水の小添水は、二十一秒、一つカーンだ、と風呂番が言いますが、私の安づもりで十九秒。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
欄干に一枚かかった、朱葉も翻らず、目の前の屋根に敷いた、大欅の落葉も、ハラリとも動かぬのに、向う峰の山颪が颯ときこえる、カーンと、添水が幽に鳴ると、スラリと、絹摺れの音がしました。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
……一日おいて、また薄暮合、おなじ東の縁の真中の柱に、屋根の落葉と鼻を突合わせて踞んで、カーン、あの添水を聞き澄んでいたのです。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
カーン、何だか添水の尖った杵の、両方へ目がついて、じろりと此方を見るように思われる。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
一人で息をしている私の鼻が小鳥の嘴のように落葉をたたくらしく、カーン、奥歯が鳴るような、夕迫るものの気勢がしますと、呼吸で知れる、添水のくり抜きの水が流を打って、いま杵が上って、カーン、と鳴る。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
作例 · 標準
静かな日本庭園に、時折「コーン」と添水の響く音が心地よい余韻を残す。
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竹筒から水が溢れ、添水が石に当たって鳴る音が、夏の暑さを忘れさせてくれる。
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旅館の離れにある坪庭には、趣のある添水が据え付けられていた。
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