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ウインチ

ウインチ異読 ウィンチ
名詞
1
標準
winch
文例 · 用例
北氷洋の白熊は結局、カメラも鉄砲も繩も鎖もウインチも長靴も持っていなかったために殺され生け捕られたに過ぎないように思われる。
寺田寅彦 空想日録 青空文庫
ものの一丁もあろうという河原から、丁場のウインチへ、「トロがトンボ(転覆)したから、捲くのを待て」というような場合、腹一杯喚かなければ、用が足りないのである。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
電車の線路工事に必要な、コンクリ材料の砂やバラス、玉石などを、本流の川原からウインチで捲き上げようと云ふ段取りなのであつた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
そして、その手巻きウインチは、きわめて小さくできていたために、ワイアを、一回転に、きわめて小距離、最初は二インチ後に三インチぐらいより巻き取ることができなかった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
一五 水夫らは、ともの、三番のウインチに二人ついた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
かわいそうなドンキーは、また機関室へはいって、蒸気をウインチへ送らねばならなかった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
おもての、デッキでは、ビームがデッキへ打っ突かる音や、ウインチの回る音などで、まるで船全体が太鼓ででもあるように響きわたった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
四角な浮き箱の上に、二十五トンの重さの物を引っぱり上げるだけの力と、骨組みとを持った鉄の腕と、ウインチが装置されてあるのだ、けし粒ほどの小蟻が黄金虫か何かを引っぱるように、小蒸汽はそれを曳きなやみつつ、じりじりと近づいた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

ウインチ は、回転ハンドルまたは原動機の回転力を歯車装置などで減速して回転させるドラムでロープなどを巻き取って、ロープなどに張力を与える機構の総称である。物体の上げ・下ろし、運搬、引っ張り作業などに使用する機械である。巻き揚げ機とも呼ばれ、主に重量物の移動や保持に用いられる。

出典: ウインチ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0