ヴィオロン
ヴィオロン異読 ビオロン
名詞
標準
violin
文例 · 用例
)それともも少し上等になると、例へばヴィオロンの批評には、「まづ、ボーイングはと……つまりボーイングなる眼点よりしてこの提琴演奏家はと……」といつた具合らしく、発表された批評文恰かも生理衛生の答案みたいなのがあるのである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
痍に悩める胸もどき、ヴィオロン楽の清掻や、ワルツの舞の哀れさよ、疲れ倦みたる眩暈よ、神輿の台をさながらの雲悲みて艶だちぬ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
痍に悩める胸もどき、ヴィオロン楽の清掻や、闇の涅槃に、痛ましく悩まされたる優心。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
落葉 ポオル・ヴェルレエヌ秋の日のヴィオロンのためいきの身にしみてひたぶるにうら悲し。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
もし彼等に声があったら、この白日の庚申薔薇は、梢にかけたヴィオロンが自ら風に歌うように、鳴りどよんだのに違いなかった。
— 芥川龍之介 『女』 青空文庫
ヴィオロンセロを主とする四重奏で、美しいメロディーがとび出して来た。
— 海野十三 『暗号音盤事件』 青空文庫
萎れかけた草の葉かげから聞える昼間の虫の声は、正しく「秋のヴィオロンのすすり泣する調」であろう。
— 永井荷風 『蟲の声』 青空文庫
怒り立つたるビエルヂバブには、遮二無二ヴィオロン掻きめさる!
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
作例 · 標準
彼は古いヴィオロンを肩に乗せ、静かに弓を滑らせて哀愁漂う曲を奏でた。
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ヴィオロンの弦を張り替え、次の演奏会に向けて念入りに調整を行う。
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ヴィオロンという呼び名は、フランス語圏でヴァイオリンを指す際によく使われる。
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