母の愛
ははのあい
名詞
標準
maternal love
文例 · 用例
自分をつまらぬ者に決めていた彼は、放浪の四ヶ月を振りかえって見てそんな母の愛情が身に余りすぎると思い、涙脆く、済まない/\とひそかに合掌した。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
即ち「昔々しきりに思う慈母の愛」「春あり成長して浪葉にあり」の情愁で、時間の遠い彼岸にある、或る記憶に対するのすたるじや、思慕の川辺への追憶である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「生きたい、たとえいっときでも今一度丈夫になりたい」そうして陰性な母よりも、貧乏で利己主義な父よりも、無性格のように弱い姉よりもずっと頼母しく自分を愛して呉れる叔母の愛撫のなかで今一度少女の幸福を味わってから死んで行き度い。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
」 自分をあんなに慕うのも、やっぱり母の愛に飢えているからだろう。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
この童は聖母の愛でさせ給ふものなれば、それに戸をば開かせ給ひしなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
母の愛情に対して息子はどう答へ可きかを。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫
心の心は、要らないどころか、大事で大事でならないものを、煩いなどゝあんまり世間並みなことを仰言るな、あなたの惠まれた母の愛を、猶この上とも眞面目にお大切になさいまし。
— 水野仙子 『冬を迎へようとして』 青空文庫
父母の愛も深かつた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
作例 · 標準
どんな困難な時も、私を支えてくれたのは母の愛だった。
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彼は、母の愛の深さに気づき、涙が止まらなかった。
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子供は、母の愛に包まれてすくすくと育つものだ。
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