頭顱
とうろ
名詞
標準
head
文例 · 用例
壇に向かって後ろ上がりに何列となく並んだ椅子の列には、色々の服装をした、色々の年輩の議員達の色々の頭顱が並んでいた。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
老爺は六尺に近い大男で、此|年齡になつても腰も屈らず、無病息災、頭顱が美事に禿げてゐて、赤銅色の顏に、左の眼が盲れてゐた。
— 石川啄木 『散文詩』 青空文庫
又或時、お雪は老爺の頭顱を見ながら、『祖父さんの頭顱には怎して毛がないの?
— 石川啄木 『散文詩』 青空文庫
色白の小き内儀の口は疳の為に引歪みて、その夫の額際より赭禿げたる頭顱は滑かに光れり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
四箇の頭顱はラムプの周辺に麩に寄る池の鯉の如く犇と聚れり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
一休一々その本性を暁り、明旦土人を呼び集め、東の野に馬の頭顱、西の藪中に三足の鶏、南の池に鯉あるべしとて探らせると果してあり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
――頭顱が上半分欠けて、中の脳味噌と両方の眼玉が何処かへ飛んでしまい、眼窩から頭蓋腔を通して、黒血のコビリ着いた線路の砂利が見えます。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
そうしてその最後の一枚には、肥った妻と自分に似て頭顱ばかり大きく発達した女の兒と蒼白い顔をした自分とが暗い寒い一間で寒さと飢えとに戦えていた。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
作例 · 標準
敵将の頭顱を打ち取り、勝利を確実なものとした。
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彼は頭顱を垂れて、深く反省の意を示した。
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この頭顱は、古代文明の神秘的な彫刻だ。
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