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諸共

もろとも
名詞副詞
1
標準
(all) together
文例 · 用例
この不自然さが二峰を人工の庭の山のように見せ、その下のところに在る藁葺の草堂|諸共、一幅の絵になって段々近づいて来る。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
お酉さまへ諸共にと言ひしを道引違へて我が家の方へと美登利の急ぐに、お前一|處には來て呉れないのか、何故其方へ歸つて仕舞ふ、餘りだぜと例の如く甘へてかゝるを振切るやうに物言はず行けば、何の故とも知らねども正太は呆れて追ひすがり袖を止めては怪しがるに、美登利顏のみ打赤めて、何でも無い、と言ふ聲理由あり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
お酉さまへ諸共にと言ひしを道引違へて我が家の方へと美登利の急ぐに、お前一處には來て呉れないのか、何故其方へ歸つて仕舞ふ、餘りだぜと例の如く甘へてかゝるを振切るやうに物言はず行けば、何の故とも知らねども正太は呆れて追ひすがり袖を止めては怪しがるに、美登利顏のみ打赤めて、何でも無い、と言ふ聲|理由あり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
この災害を蒙って若し死なば富士諸共だ。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
そしてなお悦ばしいことは、この世界で私は愛する母も諸共に、あなたさまと一体になれるので御座います。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
町や辻では評判の花売が、曲角から遠くもあらず、横町の怪我を見ると、我を忘れたごとく一飛に走り着いて、転んだ地へ諸共に膝を折敷いて、扶け起そうとする時、さまでは顛動せず、力なげに身を起して立つ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
仏教の精神によるならば慈悲である、如来の慈悲である完全なる智慧を具えたる愛である、仏教の出発点は一切の生物がこのように苦しくこのようにかなしい我等とこれら一切の生物と諸共にこの苦の状態を離れたいと斯う云うのである。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
小は四五|尺より大は二三|丈位いの數てば端艇諸共海底に引込まれんず有樣、けれど此時此鐵鎖が如何して放たれやうぞ、沙魚が勝つか、私が負けるか、釣れると釣れぬは生死の分れ目、日出雄少年は眼をまんまるにして、此凄まじき光景を眺めて居つたが、可憐の姿は後から私を抱き『オヽ、危い事!
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
嵐の夜、船は波に飲まれ、乗組員諸共沈んでいった。
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過去の過ちを経験諸共乗り越えて、未来へ進もう。
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家屋は火災で家具諸共灰燼に帰した。
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