物づくし
ものづくし
名詞
標準
enumeration (of similar things)
文例 · 用例
太郎は子供の時の乘物づくしを憶ひ出した。
— 梶井基次郎 『太郎と街』 青空文庫
あの透視法を誇張した畫派を憶ひ出すことが、街と乘物づくしを一度に生かした。
— 梶井基次郎 『太郎と街』 青空文庫
その次が鳴り物づくしに、首引き綱引き、第三にすえたのが呼び物の一つである盛遠袈裟切りの大しばいでした。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
だから中には紀行か物づくしのやうな物が出来て来る。
— 折口信夫 『日本文章の発想法の起り』 青空文庫
小母さんの娘の正子が、動物づくし、魚づくし、昆虫づくしなど、きれいな絵本を持って来て見せた。
— 豊島与志雄 『春盲』 青空文庫
米もなし、おさいもなし、味噌もなし、炭もなし、むろん一枚の紙幣もなし、竹の子に出す一枚の着物もなし、電燈料が払へないから夜は真暗で寝るし、夏になつても蚊帳がなし、病気になつても薬が買へないと、ない物づくしの生活を赤貧といふのです。
— 片山廣子 『赤とピンクの世界』 青空文庫
これも時代の生んだ“分らない物づくし”のうちに入る巷の一組とでもいうのだろうか。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
町で売っている刷り物の“当世分らない物づくし”などを見ても、ある年齢層以下では、その分らない物づくしの諷刺がすでに分らなかった。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
作例 · 標準
古今東西の珍しい物を集めた物づくしの展覧会が開かれた。
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子供の頃、図鑑を読んで世界中の鳥の物づくしに夢中になった。
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彼女は料理が好きで、各地の郷土料理の物づくしを研究している。
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