こゝろ
こゝろ異読 こころ
名詞
標準
Kokoro (1914 novel by Natsume Sōseki)
文例 · 用例
なれは喜ぶなが影の、すがたの海に跳び入りて、眼に腕にかい抱き、それな固有のざはめきに、なれがこゝろはなごむなり、抑へがたなきはた荒き、浪の歎きのかの響き もはや眺めてはゐられなくなつた、跳び込んで、眼に腕にかい抱き、それな固有のざわめきに、なれがこころはなごむのだ。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
こゝろ宮沢賢治曇りてとざし風にゆるそれみづからぞ樹のこゝろ光にぬるみ気に析くるそのこと巌のこゝろなり樹の一本は一つの木規矩なき巌はたゞ巌
— 宮沢賢治 『こゝろ』 青空文庫
〔まひるつとめにまぎらひて〕宮沢賢治まひるつとめにまぎらひてきみがおもかげ来ぬひまはこころやすらひはたらきしそのことなにかねたましき新月きみがおももちをつきの梢にかゝぐれば凍れる泥をうちふみてさびしく恋ふるこゝろかな
— 宮沢賢治 『〔まひるつとめにまぎらひて〕』 青空文庫
〔つめたき朝の真鍮に〕宮沢賢治つめたき朝の真鍮に胸をくるしと盛りまつりこゝろさびしくをろがめばおん舎利ゆゑにあをじろく燐光をこそはなちたまへり
— 宮沢賢治 『〔つめたき朝の真鍮に〕』 青空文庫
釜石よりの帰り宮沢賢治かぎりなく鳥はすだけどこゝろこそいとそゞろなれ竹行李小きをになひ雲しろき飯場を出でぬみちのべにしやが花さけばかうもりの柄こそわびしきかすかなる霧雨ふりて丘はたゞいちめんの青谷あひの細き棚田に積まれつゝ廐肥もぬれたり
— 宮沢賢治 『釜石よりの帰り』 青空文庫
僕はもっとこゝろもちをきれいに大きくもたなければいけない。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
僕はあれをよく見てこゝろもちをしづめるんだ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
ジョバンニはだんだんこゝろもちが明るくなって来ました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
夏目漱石の『こゝろ』は、発表から百年以上経った今でも多くの読者に愛され続けている。
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高校生の時、初めて『こゝろ』を読んで、人間の心の複雑さに深く考えさせられた。
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あの名作『こゝろ』を原作とした舞台を観劇する機会に恵まれた。
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